「木地師のふるさと髙松会」が主催して親子岩魚つかみ取りが、7月18日午前10時から滋賀県東近江市君ヶ畑の御池川にて行われた。参加したのは29名で、一番遠くは大津からの参加者もいた。御池川の一部をせき止めて、君ヶ畑で養殖した岩魚を全部で150匹放流し子供たちがつかみ取りを楽しんだ。捕まえた岩魚は髙松会の人達が炭火で塩焼きにし、参加した親子で食べてお土産にカブト虫をもらい昼頃には解散した。
髙松会は地元の有志により2015年から色々な活動をしていて、これまでに君ヶ畑に残る能面や氏子狩帳などの文化財の公開、天狗堂登山ツアー、岩魚のつかみ取り、山の間伐材で作る!まな板づくり!などのイベントを開催してきている。また木地師のふるさとガイドツアーも行っていて、会長は辻光嘉さん、事務局長を瀬戸洋海さんがやっている。
2021年7月 君ヶ畑の普請 草刈り
7月4日に小雨の降る中、君ヶ畑では草刈りの普請が行われた。2020年4月に撮影した溝普請と同じで、集落から滋賀県道34号多賀永源寺線までの道路脇の草刈りをする。女性は3名参加で、君ヶ畑憩いの家前の広場の草取りをしていた。
今年の秋に君ヶ畑に資料館が出来るので昔の写真を提供してほしいと依頼され、普請の後に私が以前撮影した君ヶ畑の写真を、普請に参加した主だった人達に見てもらった。資料館用の写真は、茶の栽培や林業など産業の記録が主で後日データで提供した。その時に写っている人たちの事を色々教えてもらった。これまで一部を除いて、どの家の人を撮影したのか分からない写真が多くあったが、教えてもらい今後の撮影計画が立てられるようになった。また来年の1月3日に行われる、ナマスエの神事(ゴクモリ)の撮影許可を頂いた。通常は撮影できないが、撮影記録を提供する条件で特別に許可を頂くことができた。