現代美術作家の堀尾貞治氏は1939年神戸生まれ、具体美術協会の元会員で2018年11月に79才で亡くなられた。
三菱重工で働きながら制作活動をされていた1980年6月、名古屋での展覧会を撮影する機会を得た。展覧会は堀尾貞治展「同時空間・ブラックペイント」と題して名古屋中区栄にあったボックスギャラリーで6月9日から21日まで開かれた。ギャラリーの全ての空間を使っての制作作業は開始前日に行われ、その様子を撮影記録した。
現代美術について深い知識も無かった私にとって制作風景は驚きの連続だった。凄い勢いで制作する堀尾氏のエネルギーを感じながら夢中で撮影したのを覚えている。
[カメラ:Nikon F2 ミノルタSR-T101]