君ヶ畑 秋まつりと一年神主

君ヶ畑の秋まつり

小椋谷の君ヶ畑にある大皇器地祖神社の秋まつりが9月12日に行われた。

春季大祭では巫女が舞を奉納するが、秋おまつりではそれは無い。本職の神主も春は二人だが秋は一人となり、参道の幟が無いなど少し簡素になっていた。以前にも書いたが一年神主は氏子の長男が輪番制で行っていたが、今後はやる人がいなくなったので来年からはくじ引きで決める事になりすでに春まつりの時に決めている。
今回は一年神主に焦点を当てて撮影した。秋まつりには昨年の神主がお酒を1本持ってくることが恒例となっているそうで、今年の神主と同じように集落には住んでいないが参加していた。

君ヶ畑 お盆の定点撮影

君ヶ畑の定点撮影

君ヶ畑は高齢化が進んでいて年を追うごとに居住者が減少し、亡くなってしまう方もいる。43年前の1978年(昭和53年)のお盆に16軒で家族写真を撮影させてもらった。そのうち12軒を写真集に掲載させてもらった。今回調べた所、撮影した16軒のうち11軒の家が撮影できるかもしれないと分かった。ただし常時居住している家は3軒のみで、それ以外は行事等で時々帰ってくる家になるが、1軒はすでに昨年の春のお彼岸にお願いして撮影させてもらっている。

今年は新型コロナウイルスの影響で帰省しない家が多かったようで、お盆に撮影できたのは合計で4軒のみだった。13日に撮影をお願いに行った1軒のお家は最近お母様が施設から戻られていたが、容態が悪くてベットで寝ておられた。三人の娘さん達が交代で介護されているとの事で今は撮影は難しい状態だった。その後15日に行った時にはお母様はすでにお亡くなりになり、その日がお通夜であった。

定点撮影の難しさは以前にも書いたが、少しの撮影位置や角度、レンズの焦点距離やレンズ自体の違いなどでずれてしまう。撮影する時に前回の写真を見ながら注意深く撮影しても、特に人物の場合は本当に難しい。後で2枚を並べてみると、人物の位置やカメラの角度や高さなど微妙に違っている。建物や道なども以前とは微妙に変わっているので、慎重に撮影したつもりでも結構違っていて自分の観察力不足にはガッカリしてしまう。

今年の写真は43年前には写っていない人もいるが、出来るだけ同じ場所で前回写っている人に入ってもらって撮影した。43年前に写っている人がどう変わったかは、いずれ解説する機会があるかも知れないが位置もある程度合わせれば良かったと少し反省している。

お盆の家族写真-1
お盆の家族写真-1
お盆の家族写真-2
お盆の家族写真-2
お盆の家族写真-3
お盆の家族写真-3
お盆の家族写真-4
お盆の家族写真-4
お盆の棚経の様子-1
お盆の棚経の様子-1
お盆の棚経の様子-2
お盆の棚経の様子-2