10月23日に東近江市君ヶ畑町の髙松御所金龍寺にて、君ヶ畑町自治会と木地師のふるさと髙松会の主催で滋賀県指定文化財公開と「木地師のふるさと交流館」一周年記念講演が行われた。
記念講演は、近江の文学研究家いかいゆり子氏が『近江のかくれ里』ー白州正子の世界を旅する 木地師の村ーというタイトルで髙松御所金龍寺境内にて行われ、参加者は30名ほどであった。
文化財公開は君ヶ畑の自治会が保護管理している文化財を年一度の虫干しに合わせて公開する行事で、コロナウィルスの影響などで3年ぶりの開催となった。昨年の虫干しの様子は「君ヶ畑 文化財の虫干し」として記録しているが、その日は生憎の雨模様だったので早めに終了し仏涅槃図など出されていない物もあった。
今回は天気にも恵まれたので昨年よりも多くの文化財が出されていた。滋賀県が指定した有形民俗文化財である木地屋氏子狩帳や、今年新たに東近江市指定有形文化財に指定された江戸時代後期の能衣装とされる淡茶地草花文様錦狩衣や、昨年撮影した室町後期~江戸中期の能面6面も展示されていた。