11月3日から滋賀県愛荘町の近江鉄道愛知川駅舎にあるギャラリー「るーぶる愛知川」で、『在るということ 川﨑美智代展』が開かれている。15年くらい前の抽象作品と今の身近な風景を描いた作品などが27日まで展示されている。
近作では荒神山や琵琶湖などの風景画が描かれている。案内に使われている絵の説明には『「湖岸、伊吹山」2022年 41×53cm パネルに麻布、膠、油彩、パステルなど』とあり、「日々の感情を記した抽象スケッチ」などもある。
作者は彦根市日夏町でよろず淡日という古道具と駄菓子、地域のものなどを扱うお店(よろず屋)をご夫妻で営んでいる。またお店にはギャラリースペースもあり、時々企画展が開かれる。
永源寺 飯屋 ゐ処
東近江市永源寺相谷町にある風野工房ギャラリーの近くに10月新しく「飯屋 ゐ処」が出来たので行ってみた。店主は八ヶ岳の山小屋や小笠原諸島、対馬など色々な所で過ごしてきた経験があり、縁あって永源寺でお店を開いたとの事だった。
お店は図書室のある飯屋兼café で、カウンターは7席だが図書室にも15席程度ある。マルプーのココちゃんと一緒に行ったが、表に犬を留めておく場所を設けてあるのでゆっくり食事ができた。我々が初めての犬連れの客との事だった。この日のメニューは次の通りで美味しく頂いたが、内容は週によって変わる。
・玄米のたまごがけごはん(梅とニラじょうゆをかけて)赤しそキムチのせ、韓国のり
・さつまいもの春雨とふわふわひき肉スープ
・箸休めの自家製味噌
『季節のデザート』近くにある農園の梨を使った「梨のミルクティープリン」(スリランカ産のオーガニック紅茶)梨とレモングラスのジャム、特製ミルクソースをかけて
カフェスペースで、妻は「豆乳梅ラッシー」私は「大人のブルーベリーミルク」頂いたがとても美味しかった。ここは図書室も兼ねていて、店主の蔵書だと思われるが、山岳に関するものや料理や小説など色々な分野の本が並んでいる。トマソンや路上観察で馴染みのある赤瀬川源平の本が数冊あったのが目についた。そして我が家にあるのと同じ本も数冊だがあった。
部屋には古い家具や行李などがあり、少し紅葉が始まった山を背景してよく手入れされた庭を眺めながらゆっくりくつろげた。心地良いゐ処となりそうで、また機会があれば訪ねてみたいと思う。