2021年7月 君ヶ畑の普請 草刈り

君ヶ畑の草刈り

7月4日に小雨の降る中、君ヶ畑では草刈りの普請が行われた。2020年4月に撮影した溝普請と同じで、集落から滋賀県道34号多賀永源寺線までの道路脇の草刈りをする。女性は3名参加で、君ヶ畑憩いの家前の広場の草取りをしていた。

今年の秋に君ヶ畑に資料館が出来るので昔の写真を提供してほしいと依頼され、普請の後に私が以前撮影した君ヶ畑の写真を、普請に参加した主だった人達に見てもらった。資料館用の写真は、茶の栽培や林業など産業の記録が主で後日データで提供した。その時に写っている人たちの事を色々教えてもらった。これまで一部を除いて、どの家の人を撮影したのか分からない写真が多くあったが、教えてもらい今後の撮影計画が立てられるようになった。また来年の1月3日に行われる、ナマスエの神事(ゴクモリ)の撮影許可を頂いた。通常は撮影できないが、撮影記録を提供する条件で特別に許可を頂くことができた。

2021年5月 君ヶ畑のお茶摘み

君ヶ畑の茶摘み

小椋谷の君ヶ畑は、かって茶の栽培が盛んであった。この一帯の茶は「宇治は茶所茶は政所」と唄われ銘茶として名高い政所茶として出荷される。1979年頃は集落で居住しているほとんど家37軒が茶の栽培を行っていたが、現在は4軒のみが行っていてそれ以外で1軒は愛知川の人に茶畑を貸している。

5月末に君ヶ畑の小椋武さんの茶摘みを撮影させて頂いた。茶の葉を摘み取ることを「摘採」と言いその方法は幾つかあるが、大きく分けると手摘みと摘採機を使った機械摘みになる。君ヶ畑は以前は手摘みだったが、武さんは5月29日は親戚から借りている茶畑を手摘みでやり、翌30日は自家の茶畑を機械で摘採した。
手摘みは品質は良くなるが、効率が悪く多くの人手と時間がかかる。茶摘みは女性の仕事で40年前は集落の人達が共同で行ったり、集落以外の人に頼んだりもしていて手摘みで行っていた。小椋武さんの茶摘みも手伝いの人が来ていて、二人は君ヶ畑の人で森林組合の方も一人来て奥さんを含めて4名でやっていた。そしてもう一人お茶の販売をしている大阪の人も少しお手伝いをしていた。武さんと息子さんは摘んだお茶を自宅まで運んでいた。何もお手伝いをしていない私も含めて、昼食は皆さんで武さんの家でカレーライスをご馳走になった。

翌日の摘採機を使った機械摘みは、集落以外に住んでいる息子さん二人と娘さんそしてお孫さん二人も手伝って奥さんを含めて合計7名でやっていた。奥さんや婿さん娘さんは40年前にも撮影をしていた事が後で分かったので、機会があれば撮影をお願いしようと思っている。

茶畑の比較
茶畑の比較
茶摘みの比較
茶摘みの比較

1978年頃の茶栽培の記録

2021年の茶摘み