追想 山本アトリエ彫刻展  山本恪二(1915~2000)と弟子たち

彦根市日夏の朝鮮人街道沿いにある、古道具と駄菓子や地域の品の店「よろず淡日」の古道具担当の疋田実さんとの縁で、3月18~30日に京都市東福寺のすぐそばにある山本アトリエで表題の彫刻展があったので、27日に行きその様子を記録してきた。

山本アトリエ彫刻展の案内

私は60年も前の若い頃ロダンの彫刻が好きで、ロダン展に出かけたのをおぼろげに記憶している。昨年の4月東京国立西洋美術館で久しぶりに、地獄の門、考える人、カレーの市民に再会してきた。彫刻は日常では公園や公共施設などで見かける程度で、美術展以外では接する機会が少ないので、多くの作品に接することができて充実した時間を過ごせた。

山本アトリエ彫刻展-01

彫刻家山本恪二は滋賀県の生まれで、東京とパリで彫刻を学び京都で活動した。作品は湯川博士の胸像(京都大学基礎物理学研究所湯川記念館前)レリーフ(京都府舞鶴市総合文化会館内)甲良豊後守宗広像(滋賀県犬上郡甲良町)や京都市内などに母子像や青年像など多く設置されているようだ。

山本恪二の略歴

京都の自宅に開いていた山本アトリエでは、学生以外にも多くの弟子たちを迎え入れて指導していたそうで、門下生は200名以上に及ぶと言われている。そして今回山本恪二の没後25年を記念して、山本恪二と自宅に開いていたアトリエの弟子たちの彫刻展が開かれた。疋田実さんの作品も展示されていた。

山本アトリエ彫刻展-02