阿下喜を歩く まちの観察会

濃州道の阿下喜

9月11日に野外活動研究会の「まちの観察会」に参加して、三重県いなべ市北勢町阿下喜(あげき)を歩いた。いなべ市は三重県最北端にあり西は鈴鹿山脈で滋賀県と接し、北は養老山地で岐阜県に接している。
阿下喜はその中央に近い所にあり、現在東海環状自動車道の工事も進行中で、やがて北は大垣そして南は四日市に通じる予定になっている。

阿下喜には古い街道である濃州道が通っていて、江戸時代の頃はこの辺の中心的な商業集落として酒造家や旅籠などもあり賑わっていたようで、古い商家の建物が残る町並には昔の面影が残っている。

私が住む彦根からは鈴鹿山脈の鞍掛峠を越えて車で一時間弱と割に近い所にあり、南では石榑トンネルを経由すると木地師の里である東近江市の君ヶ畑に通じる。
私は車で行ったが会員の多くは名古屋から近鉄またはJRで桑名まで行き、三岐鉄道北勢線の西桑名駅から阿下喜駅10:07着の列車で来るので、駅で午前10時10分の集合だった。その後皆で濃州道沿いなどを歩いて気になったものなどを撮影記録した。