2020年元旦 小椋谷君ヶ畑

大皇器地祖神社
41年前との比較

41年ぶりに君ヶ畑の元旦の様子を撮影した。時代は変わり住人が減り参加する人数も少なくなっているが、当時と変わらずに行事が受け継がれている。午前5時過ぎに持ち回りでやる神主役の社守の家に集落の役の人達が集まり振る舞いを受けて準備をし、6時30分頃に大皇器地祖神社にて神事を行う。今年の社守は普段は君ヶ畑に住んでいないが、役を務めている。
当時は早朝から家族でお参りする人が多かったが、今は日中にお参りする人が多くこの日は7時過ぎに一人が来たのみだった。

[カメラ:EOS 5D Mark II・EOS 5D Mark III]
[レンズ:CANON EF17-40mm F4L・CANON EF24-70mm F2.8L]

2019年 今年最後の君ヶ畑

君ヶ畑の入口と出口の比較

12月21日に再度君ヶ畑へ行ってきた。
前回と同様に約40年前との定点撮影を試みた。今回は当時の写真を10.1インチのタブレットに入れたので、前回よりは大きく見る事ができ細かい所を注意して試みたが、やはり撮影位置や角度、レンズの焦点距離などを揃えるのは無理だった。今回もフォトショップで補正して調整した。

集落への入口付近。
1978年には空に木材の搬出用のワイヤーロープが掛かっている。当時は製材所もあったが、現在は無くなっている。右側にあった製茶工場は2年前の大雪で壊れてそのままになっている。

君ヶ畑入口の比較

集落からの出口付近。
現在の写真右側にある石垣は、林業の衰退とともに過疎化が進み廃校となった君ヶ畑分校への入口。旧校舎は現在ノエビアの鈴鹿高山植物研究所になっている。当時道路は未舗装だったが、今は舗装されている。

集落の出口の比較

墓地の入口付近。
階段のコンクリートが古くなり、手すりが設置されている。左は壊れた製茶工場の後。

墓地の入口付近の比較

元製茶工場の内部。
現在は2015年に発足した「木地師のふるさと高松会」の作業などを行っている。この日は会の人たちが集まって作業や大掃除などを行っていた。事務局長をやっている瀬戸洋海さんは写真集に若い頃の姿が写っていて、今でも君ヶ畑に住んでいる。機械などは処分されているが、土台の一部は再利用されている。当時製茶工場は2か所にあった。

製茶工場内部の比較

[カメラ:EOS 5D Mark III]
[レンズ:CANON EF17-40mm F4L]